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相差町神明神社祭礼獅子舞1
例年1月5日に相差町の大年寄会によって執り行われる祭礼獅子舞で、各家を打ち清め、町内安全・五穀豊穣・海上安全・大漁満足の祈願を捧げる。獅子舞は総括役となる長官を筆頭に万度持・潮振り・祭典長・目付・裃着・御幣箱・帳付・賄役・太鼓・獅子被・天狗・笛吹の役付が定められる。その歴史は古く『御獅子頭再興奉加帳』(大年寄会所蔵文書)によれば、少なくとも元禄13(1700)年以前から有ったとされ、再興後から数えても300年を越える伝統を受け継いでいることになる。かつては前の年に忌まれの有った家を除き全世帯を回ったと言うが、今は12月に獅子舞を献舞する家を町内会が調査をし、獅子が舞う家の順番を決めるという。祭礼日は神明神社で午前6時過ぎに式典が行われ、社殿で献舞を行った後、町内に繰り出し、夕刻になると高張り提灯を先頭に行列を組み、伊勢道中音頭を謡いながら神明神社へと向かう。一の鳥居を過ぎると社殿まで獅子と天狗による練り込みが始まり、薬師堂前広場で五回、本殿で七回の献舞を終へ午後8時過ぎ終了する。ちなみに平成29年は80軒程の家々で獅子が献舞された。参考文献:野村史隆著「(相差町)獅子舞」(『三重県の祭り・行事』1997)/村上喜雄著「鳥羽市相差町の獅子舞再興と現状」(『三重の古文化97』2012)
- 大分類
- 歴史・文化/行事・イベント
- 小分類
- 神社・仏閣/冬
- 撮影場所
- 鳥羽市相差町
- 撮影日
- 平成29年1月5日(2017.01.05)