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畔蛸町のフクセ(山の神)2

畔蛸町のフクセ(山の神)2

「山の神」は主に焼畑耕作や狩猟、林業の生産活動に伴う信仰であると言われるが、畔蛸町では子供たちの無病息災や漁業、旅館業、商業などの商売繁盛・家内繁栄も併せて祈る行事に変化してきているという。夕刻4時頃になると町の人たちが、山の神の祠に赤飯とおかずをもってお参りに来る。日が落ち周りが薄暗くなると祠の前で焚き火に火がつけられ、子供達は神明神社に拝礼をし山の神にお参りをした後、お供えを分け合い食べる。食事が済むと子供達は用意された竹を持って各戸を回り、玄関を開けると家の人に呼び込みの希望を聞いた後、「ふーくせふくせ、福の神が舞い降りた。○○○○○(職業や商売繁盛等その家の意向を入れる)で、儲かれよ」と竹を振りながら大きな声で三回唱え、それぞれの家の繁盛を祈る。

大分類
歴史・文化/行事・イベント
小分類
神社・仏閣//秋
撮影場所
鳥羽市畔蛸町
撮影日
平成28年11月7日(2016.11.07)