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鳥羽市立海の博物館1

鳥羽市立海の博物館1

昭和46年に東海水産科学協会の財団法人として鳥羽1丁目に開館。展示・収蔵庫の拡張等から平成2年、浦村町字大吉に新館建設を行い公開。海の博物館が収集してきた資料は、漁労用具のほか、加工販売用具、船関係用具、製作修理用具、生活・信仰・儀礼に関するものなど広範囲に及び、その数量は1万点を越へ海に関しては我が国最大の博物館といえる。また、自然保護運動の「SOS(救え、我らの海を)運動」にも長年取り組んできた。施設は内藤廣氏の設計で平成  年に日本建築学会賞を受賞している。海の博物館が昭和44年以降、鳥羽志摩地域をはじめ伊勢湾・熊野灘に至る県下沿岸市町村を調査し収集してきた漁労用具・漁村民具6,879点は、昭和60年に国の重要有形民俗文化財に指定された。指定資料は、地域別に見ると伊勢湾1,755点、志摩半島3,672点、熊野灘1,452点である。志摩半島の資料が多いのは博物館の立地面もあるが、魚介類が極めて豊富なことから、多様な漁労用具が作られてきたことも事実である。なお、平成29年に建物・資料とも鳥羽市に移管され、現在は市立博物館として運営されている。

大分類
歴史・文化
小分類
博物館・資料館
撮影場所
鳥羽市浦村町
撮影日
2004.3.6(平成16年3月6日)