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志摩加茂五郷の盆祭行事1

志摩加茂五郷の盆祭行事1

旧加茂五郷(船津・河内・岩倉・松尾・白木)の共同墓地であった隠田岡で、明治4年まで盆の13日から15日に行われていた大念仏行事と松明(河内町は柱松)行事を含む盆行事である。若者組・中老・寄老会(年寄組)といった年齢階梯制度のなかで、若者(若衆)が中心となって初盆供養者を笛・法螺貝・楽供・羯鼓・鉦を鳴らしながら町内・寺前・地蔵堂前・戦没者慰霊碑・墓地を回る。最後の15日深夜に火柱(高さ10mの大ツボキ)に松明を投げて点火させ盆霊を送る。盆行事の原点を残した行事として国の重要無形民俗文化財に指定されている。ただ、構成員の不足から河内町は平成19年、松尾町は平成23年から休止状態になっている。【参考文献】鳥羽市教育委員会編・発行『鳥羽市の文化財』2012年発行

大分類
歴史・文化/行事・イベント
小分類
神社・仏閣/春
撮影場所
鳥羽市河内町
撮影日
2002.8.15(平成14年8月15日)